Blogを始めて、ようやくデザインらしいエントリー。
先日、サントリー美術館で行われている移転開館記念特別展、「BIOMBO(ビオンボ)/屏風 日本の美」に行ってきました。BIOMBO(ビオンボ)とは、ポルトガル語やスペイン語で『屏風』を意味し、日本の屏風が近世初期の南蛮貿易で輸出の品として盛んに海を渡り、西欧にもたらされたことを示しているのだそうな。
この展覧会では、屏風の変遷をたどるとともに《屏風の成立と展開》 《儀礼の屏風》 《BIOMBOの時代 屏風にみる南蛮交流》 《近世屏風の百花繚乱》 《異国に贈 られた屏風》 《海を越えた襖絵と屏風絵》という多角的なアプローチで屏風の魅力に迫っており、江戸幕府がオランダに贈った屏風10件が初めて日本に里帰りするほか、海外の美術館に分蔵されていた一連の作品、国の重要文化財と、いろんな目的をもって楽しめます。ただ、多くを詰め込みすぎたためか、期間中に7回の展示替え、絵巻物も一部分を表示など、深く掘り下げて見たい方には、もったいない構成のようです。
私が訪れたのは4回目の展示変え。
個人的には、「泰西王侯騎馬図屏風」、「白絵屏風」、「祇園祭礼図屏風」、「墨松図屏風」、「松下麝香猫図屏風」などが興味深かったです。
「泰西王侯騎馬図屏風」のような、南蛮の様子が描かれている南蛮貿易で輸出の品としての屏風は多数展示されており、日本美術とはまた違った面白さがありました。
「白絵屏風」は出産の場で立て回されたと考えられている屏風。白色の絵具だけで描かれているその図面はとても神秘的です。

「墨松図屏風」の金の下地に墨だけで描かれた松は、とてもインパクトがあり、細かな構図で描かれた一般的な屏風には無い存在感があります。(10/1までの展示なんですが)
「祇園祭礼図屏風」、「松下麝香猫図屏風」などは、展示に至るその背景がおもしろいです。
他にもたくさん魅力的な屏風がたくさん展示されています。屏風の世界を全く知らない私にとってはとても新鮮で、一度に多角的なアプローチで迫っていける展覧構成は、充分に屏風の魅力を感じることが出来る面白いものでした。
あとは、実際足を運んでみてください。いろんな見方、それぞれの楽しみ方ができますよ。
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